皆さん、こんにちは!LoLのプレイヤー行動システムの改善に向けた取り組みについての月例報告をお届けします。これまでと同様、チームがこの一ヶ月間取り組んでいた作業の内容や、今後のパッチ数回にわたって導入が計画されている機能の一部をご紹介していきたいと思います。
7月のアップデートでは、まず「わざと負けようとする行動」と「試合からの途中退出/ゲームの放置」という2つの悪質行為に的を絞って取り組むと述べました。
具体的には以下のようなものです。
そして次の2点を目標に定めました。
気が滅入るほどリプレイを見直し、再検証作業を何百回も繰り返して、ようやく故意のフィーディングや放置/AFK行為の検出方法改善のための糸口が掴めました。これが上手くいけば、以下のようなことが実現できるはずです。
検出方法の改良についてはすでに10.15で第一弾が導入されており、また今後のパッチ数回にわたって改良が続けられます。妨害行為が発生すると即座にそれを検知し、他のプレイヤーに及ぶ被害を最小限に食い止め、違反者は試合終了直後に処罰を受ける、そんな環境を目指して取り組んでいます。
では妨害行為の検出頻度が上がったとして、私たちはそれにどう対処していけばいいのでしょうか?LoL上での放置やAFKといった行為を抑制するための対策を講じるにあたり、私たちはまずこのような努力目標を定めました。
そして当面のAFK行為対策として、下記のような案をより深く検討していこうと考えています。
プレイヤーの皆さんから上記機能の導入についてのフィードバックを得るため、チャンピオン選択画面での報告機能の時と同じように、ライブサーバー上での直接試験を計画しています。明確なスケジュールはまだ決まっていませんが、少なくとも来月にどれか1つの試験を始めたいと考えています。
「チャンピオン選択画面での報告」といえば…
チャンピオン選択画面での報告とミュート機能は2つ前のパッチから導入されたものです。これによってチャンピオン選択画面での妨害行為に関する有益なデータが収集できただけでなく、チャンピオン選択画面や試合中の暴言を回避するための有効な予防手段をプレイヤーの皆さんに提供することができました。パッチ2回分の試験期間は終わりましたが、この機能については当初の予定を変更し、今後もこのまま残すことにします。
また報告の中で特に多く見られたのが、「自分の使いたいチャンピオンがチームメイトにバンされた」というものと、攻撃的な発言についての報告の2種類でした。そのすべてが問題のある行為でないことは私たちも承知していますが、今回の試験結果をもとに、取り組む最初の課題としては申し分ないものです。
チャンピオン選択時の体験をさらに改善するため、現在は次の2点の実装に鋭意取り組んでいます。
こういった新機能の試験すべてに言えることですが、今後のプレイヤー行動システムの方向性は、皆さんの体験やフィードバックによって決まります。LoLのプレイ体験改善への取り組みにいつもお付き合いいただき、ありがとうございます。
それではいつも通り、サモナーズリフトでお会いしましょう。